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フェイスショット

昨日の北海道は大荒れに荒れて、あちこちの道路が自然発生雪崩で通行止め、特急列車全便運休、飛行機も欠航、高校入試も延期…とにかくメチャクチャ。そんな翌日、予定通りにパウダーツアーで尻別岳をめざしたのだが、なんと中山峠でトレーラーを含む5台の玉突き事故で通行止めとの事。

急遽、予定を変更して札幌国際スキー場へ。

GT尾根をめざして山頂よりトラバース。

途中、ピットチェックをすると新雪15㎝、その下には前日の大雪が沈降しているとはいえ70㎝以上。しかし、すでに安定してきているようだ。

ドロップポイントまで来てさらに用心して全員をノールの下に回り込ませる。

まず1本目は比較的立ち木がアンカーになっている尾根っぽい斜面に飛び込む。

これはヤバい!舞い上がる粉雪で前が見えなくなる。お客さんたちもこの超パウダーに大歓声だ。

傾斜が緩くなる地点まで滑り込み、さらに下に降りたい誘惑を振り切り、シールハイクでもう1本

急斜面を滑ることにする。

さらに登り返して3本目。

最後は沢に吸い込まれておかえりコースとなるのだが、下りも超ラッセル!

平坦地になるとデかリングのストックが1mも潜ってしまい、まったく支えにならず足のみで雪を漕いで行かねばならない。

ブロードから滑り落ちてくるボーダーたちのトレースに乗るまではまだ気の遠くなるような距離だ。ひたすらラッセルが続けていると、ラッキートレースが横から入って来る。

どうやら欲張りスキーヤーがダウンヒルコースから滑り込んできたようだ。深いラッセル跡に見知らぬ彼の苦労が偲ばれる。トレースに乗ってしまえばしめたもの。あとはゲレンデまで一直線。

 

尻別岳はまた今度!