島牧の宮内温泉を早朝に出発、登山口まで車で直行。
この道路は島牧から美利河に貫通させる予定だったが、工事はストップしている。
太平山の登山口までは舗装道路でしっかりしているのがむなしい。
登山道はブナ林の小沢沿いからいきなりの急登で尾根上の一本道となる。
アキレス腱を数本断裂してからほぼ1か月。この直登は堪える…。
写真のかっこよい山は本山ではなく810mピーク。
出ました!エーデルワイス。
この花はおびら山のオオヒラウスユキソウと言います。
「オビラ」はアイヌ語で「崖のある川」を意味し、北海道では他にも留萌の北側に「小平町」や幌尻岳の登山口となる平取町なんかも同じ意味だと思います。
この地ではアイヌ語を漢字に「太平山」と変換したので、のちに発見されたエーデルワイスをあえて
「オオヒラ」と変換したものと想像します。
日本各地に点在するウスユキソウですが、肉厚で本場ヨーロッパのエーデルワイスに最も近いと言われ
早池峰ウスユキソウの亜種とする説もあるようですが、「うるせぇ!オオヒラウスユキソウでいいんだよ」と私に言われています。
登山道沿いの標高800~900mあたりの石灰岩露岩地はまさに雑草のような繁殖力でエーデルワイスだらけでございます。
太平山には登山道以外にもあちこちに石灰岩露岩地が見られるので、おそらくかなりの数のエーデルワイスが咲き誇っているものと思われます。
わざわざ行った人はいないと思いますが…。
すごい藪です。
ワーデルワイス地帯を通り過ぎると登山道は手のひらを返したように荒れてきます。
激しいやぶ漕ぎとNO展望、しかも目指す頂上ははるかに遠く、最後は少し下ってからの登り返しで御覧の通りのササやぶピークに最高点があります。写真は対面の狩場山。
これさ!
座る場所もない。
「わざわざ、ご苦労さん」と山に言われたような残念感が堪えます。
「もう来ないね~」と皆さん言います。
私はお仕事ですので、また来ます。
来年も花の時期に来ます。
参加者募集!
ちなみに頂上からはニセコ連峰と羊蹄山が良く見えます。
往路を下山しますが、なんせ急でまっすぐです。
所々、親切にロープ張ってあり助かりました。
下山している途中で選定はさみでササを刈りしながら登って来る単独のおっちゃんに会ったので
あの人がこの山のお世話係かもしれんね。
昼過ぎに下山。
この時期は気温が上がるとアブの大群に襲われます。
持参したハエたたきで何匹か仕留めました。
お客さんたちは餌食になってたようです。
最近の俺!
日高の沢にて。
アキレス腱はもうすぐ全快予定っす!